明治期の日本は、近代国家として西欧列強に渡り合うための海防力を備えることが急務であった。このため、国家プロジェクトにより天然の良港を四つ選び軍港を築いた。静かな農漁村に人と先端技術を集積し、海軍諸機関と共に水道、鉄道などのインフラが急速に整備され、日本の近代化を推し進めた四つの軍港都市が誕生した。百年を超えた今もなお現役で稼働する施設も多く、躍動した往時の姿を残す旧軍港四市は、どこか懐かしくも逞ましく、今も訪れる人々を惹ひきつけてやまない。
日本遺産に認定されました!
平成28年4月に、四市のストーリー「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」が、日本遺産に認定されました。
日本遺産(Japan Heritage)(文化庁のページを開きます)は、文化庁が平成27年度に創設した事業で、日本の文化・伝統を語るストーリーを 「日本遺産」として認定し、国内外に広く発信していくものです。
認定ストーリー『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~』
PDFファイル:報道発表資料
旧軍港四市シンボルマーク
四市を港のシンボルである碇のマークで表現しています。
四つの碇が同じ円で結ばれていることで四市の強い絆を表し、
一つのマークを同じマークが囲むことで、
これまでの歴史を内包してさらに未来に発展する力強さを表現しています。